るるる鴎応援録

千葉県在住、2004年からのロッテファンです。 千葉ロッテマリーンズについて思うところをつづりゆくブログです。

2017年08月

今こそ意地を見せてみろ

周知の通り、非常に残念だが伊東監督の辞任が決まった。
ここでマリーンズは、3つの悪しき記録を更新しない為に、踏み留まらなければならない。
1つは、球団の最大借金「35」を更新しない事、及びシーズン最終成績で借金「33」を更新しない事。
2つは、伊東勤が選手・監督通じて一度も経験していない「最下位」を回避する事。
3つは、史上23人目の監督通算600勝を達成した名監督・伊藤勤の監督通算成績を負け越しにしない事。
ここが、意地の見せ所。ここで踏み留まれなければプロじゃない。それくらいの覚悟を、選手には求めたい。

――――――――
正直、1つ目の球団最大借金35という数字は予想外だった。戦力格差の激しかった黎明期時代にもっと大きな借金があるんじゃないのか?と思ったが、そう言えばオリオンズ・マリーンズは12球団で最も最下位が遅い球団だった事を思い出し、納得した。落合退団以降の暗黒時代の成績を振り返ってみても、借金30を越えたシーズンは存在しない。意外とずば抜けて弱い年が無く、シーズン終了成績の最大借金は1983年の33。また最下位自体が67年間で8回と割合的には多くないので、そんなものなのだろう。歴代成績で3位・4位・5位が多く、BクラスがAクラスの1.5倍近くあっても通算勝率が5割を越えている所以は、黎明期に勝利を稼いだだけでなく、弱い時にも大負けし過ぎないところに起因しているようだ。
2つ目に関しては、伊東の経歴の凄さを改めて思い知る。現役時代は全てAクラス。監督時代を含めても、自身が西武最終年に5位に終わるまでBクラスすら未経験という怪物っぷり。プロ野球の歴史的観点から見て、こんな素晴らしい経歴と記録の持ち主に、最後に土をつけるような真似はして欲しくない。何としても、最下位だけは回避しよう。ついでに日本ハムの優勝した後は最下位になるというジンクスを、あまり意味はないが面白いので継続させよう。
3つ目は、監督通算600勝達成に関する記事を投稿した時にも触れた。現在の通算成績は605勝606敗。貯金1だとシーズン終了時の球団最大借金33を更新してしまうので、伊東の監督通算成績を勝ち越しにする為にも、何としても残り試合を貯金2以上で乗り切って欲しい。残りは41試合なので、目指せ22勝19敗!。これを達成すれば全日程終了時借金32と最多タイにもならないので、キリが良い。ショボい目標だが、現実的には相当高いハードルなのが哀しい。

68年に及ぶ球団史の記録・殿堂入り野球人である伊東勤個人の記録、どちらも壮大な記録である。
何とかどちらにも泥を塗らない為に、マリーンズ戦士達よ、今こそ意地を見せてみろ!


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伊東辞めちゃうのかぁ

少なくとも、今の「ロッテ」という親会社・もしくは「千葉(ZOZO)マリンスタジアム」という本拠地が代わらない限り、最高の監督が伊東勤であった事は、結論として自己完結している。

ロッテという親会社の特徴については、ファンに対しては説明するまでもないだろう。
まず、最低限の補強しかしない。時にはその最低限すら行わない。反面、イベントには力を入れている。勝利の伴わないファンサービス程哀しいものはないとは、個人的な意見だが。
そのロッテの体質に対して、勝つ気がないと言われても仕方がないというか、言われて然るべきではないだろうか。43年もの間年間勝率1位から遠ざかっている事・昨年の2年連続Aクラスすら31年ぶりであった事…結果がそれを示している。
更に問題なのは、単に結果を出せていないのではなく、内容の悪さである。内容が充実していて結果が出せていないのではなく、内容=結果が伴わない原因となっている。これでは、希望を持てという方が難しいだろう。
具体的には、前述の親会社と本拠地という2大要素に加え、球団の伝統の無さ(言い換えれば、弱小体質)である。
例として今のパリーグ他球団とその実態を比較してみると、
ソフトバンクは、親会社が至高過ぎるので、過去のセリーグにおける読売のように、少なくとも2~3年に1回のペースで優勝するだろう。
日本ハムは、クレバーな独自路線が確立されているので、数年に1回は必ず優勝するだろう(反動で翌年は落ち込むが)。
西武は、黒い霧事件周辺時期以外常に上位という球団史を誇る為、前に挙げた常勝球団としての伝統がある。選手が抜けても代役が台頭出来るノウハウが整っている。地力があるので、少しのキッカケで常勝球団へ戻る事が出来ると見える。(勿論、SBと日本ハムが居るので、西鉄や西武黄金時代程の独走は不可能だが)
オリックスは、イチローが抜けて以降は弱小体質であるが、資金力でロッテとは天地の差があり、然るべき補強もしている。ただどうしても、西武と違い阪急黄金時代から90年代仰木政権時代の伝統を引き継げなかった点で、後塵を拝しているように見受けられる。最も暗黒体質なのは間違いない。
楽天は、ワクワク助っ人補強に代表されるように、オリックスと同じく資金力に長けている。オリックスとの違いは、新規参入で余計なしがらみが無い分シンプルなチーム構造を取れているところにあると思う。途中休憩をはさみながらも、野村・星野・梨田と名監督を招聘し、現在は星野がアドバイザーとして仕事を果たし、球団社長がそれを受けて金を出す。条件次第で上に行ける環境は整っている。助っ人は数撃てば当たるので、そこがクリアされれば2013や今年のように優勝を狙える事は、結果が示している。

希望度で言えば、ロッテとオリックスが底辺で拮抗している。資金力と暗黒体質の深刻さの比較になるが、資金力は努力でどうしようもないのに対し、暗黒体質はキッカケがあればいつかは終わりが来るという点で、オリックスに軍配が上がるだろう。つまり、「ロッテは今パ・リーグで最も希望の無い球団である」という結論になる。

本拠地についてだが、千葉マリンスタジアムは、とにかくホームランが出にくく、点が入りにくい。
過去の得点PF(得点の入りやすさ)とHRPF(ホームランのでやすさ)を参照すれば、その程度がどれ程かがわかる。(※一応注釈しておくと、PFはロッテの得点力が低かったりホームランが少ないから低くなるものではなく、他球場との成績比である。)
30本塁打が李承燁以来12年達成されていないのも、落合以来31年間ホームラン王と日本人30本打者が居ないのも、千葉マリンで30発放った日本人が居ないのも、HRPFを見れば納得出来る。あの強風がある限り、スラッガーは育ち辛く、助っ人は弾道の高いアーチストであればある程自分のスイングを崩しやすく、見方次第では投手の速球派も育たない。野球の華であるホームランや豪速球、スラッガーや本格派エースは、本拠地を代えない限りマリーンズからは現れる可能性が低過ぎる。仮に現れても、「他球団ならばもっと成績を残せる」という背景がチラつく。だから、移転するか、屋根をつけるか、ラッキーゾーンを設置する事に大いに賛成して来たし、今でも望んでいる。だって、スター選手が現れない明確な原因なのだから。地味な球団に甘んじている原因なのだから。タイトルホルダーが現れない原因なのだから。負けてもそれ自体が楽しみとなる、野球の華を奪う原因なのだから。

どうせ伊東というチェスで言うキングが抜けるのであれば、親会社の変更、本拠地移転を切に願う。本家ロッテは諸事情あって忙しそうだし、いい加減オフの身売り風物詩も飽きた。ロッテが親会社になってから、ほぼ半世紀の48年。千葉マリンが本拠地になってからの年月は、節目の25年。どちらも代わらないまま監督が代わっても、伊東以上に結果を残せる人材など思いつかない。実績のあるフリーの他球団OB、原・落合・岡田・野村謙二郎あたりを招聘出来るとも思えないし、内部昇格ではただ球団の体質の犬になり、暗黒化が進行するだけだろう。OBとして顔の効く人物となると、里崎・サブロー・井口は若過ぎるし早過ぎる。それに、現役時代を知る選手が多いと失敗する可能性が限り無く高い。古き人物だと有藤は既にこっぴどく失敗しているので、村田兆治くらいだろう。しかし球団唯一の200勝投手がこれまで監督をやって来なかったのには理由があるだろうし、経歴とエピソードを見ると本人にやる気が無いように推測出来る。また監督と選手の年齢の差が大き過ぎると、失敗率が高いという主観もある。
となると、古過ぎず選手実績のある初芝・小宮山・堀あたりだろうか。個人的には、現役指導者である初芝にやって欲しいという願望がある。小宮山は合理主義だが、2浪のエピソードやメジャー挑戦の経歴、引退後の活動を見ると投手らしくマイペースかつ個人主義が行き過ぎて、監督に向いているとは思えない。堀は内部昇格となり、全くの未知数。伊東の横のベンチで積んだ経験が、果たしてどのようなものなのか。後釜として最も可能性が高いのはこの堀だと思うので、有能である事を祈る。どちらにしろ、コーチとしては残るであろうし。
親会社変更や移転はまぁ無いだろうから、せめて監督招聘だけは頑張って欲しい。
オタク視点からすると、実は古田か谷繁にやらせて欲しいのが本音なのだけれど。


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プロフィール
HN:るる
年齢:22
初観戦:2003年の最終戦
ファン歴:2004年~
補足:2005年日本シリーズ第6戦のチケットを確保するも幻の試合となる。
2016年に優勝を狙えると感じブログを開始。
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